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歩み値とは

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証券会社のアプリで見ることができる「歩み値」

読み方は「あゆみね」になります。

取引時間に見ると、数字が上から下に流れている こんなヤツ。

歩み値とはこんなやつ

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この記事では「歩み値」についてわかりやすく解説しました。

この記事でわかること

  • 歩み値の色の意味
  • 歩み値の具体的な見方

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歩み値とは

歩み値とは、その銘柄の売買が成立した履歴です。

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売買が成立するとリアルタイムに歩み値が表示されていきます。

歩み値で見れる情報は3つ。

  • 時刻
  • 出来高
  • 約定値(約定した株価)
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「約定(やくじょう)」とは、売買が成立することです。

この3つ以外にも、約定した金額(約定値×出来高)が見れる証券会社もあります。

さて、ではこの3~4つの情報で、何がわかるのか?そして、どうトレードに活かせばいいのかを考えてみたいと思います。

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歩み値の見方、歩み値で何がわかる?

歩み値は「いつ(時刻)、いくらで(約定値)、どのくらいの量(出来高)の取引が成立したか」を「リアルタイム」で知ることができます。

この情報から、様々な見方ができます。

歩み値の色

歩み値は3色に色分けされています。

  • 前の約定価格より上がれば「赤」
  • 前の約定価格より下がれば「緑(または青)」
  • 前の約定価格と同じなら「白」

歩み値は3色に分けられている

証券会社のアプリによって色は違います。

アプリ価格上昇価格下落
HYPER SBI 2
SBI証券 株アプリ
MARKET SPEED Ⅱ
iSPEED

買いと売りどっちか歩み値でわかる?

歩み値では買いと売り、どっちなのかはわかりません。

というか「買う人がいるので売れる」「売る人がいるので買える」ので、どっちも買いであり売りですね。

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でも板の指値注文が買われたのか、売られたのか知りたいですよね。

歩み値は前の約定価格より上がれば赤、下がれば緑に色分けされます。

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でも!これでは買いと売りは歩み値で判断できません。

よくあることですが、例えば500円・501円の売り板が一気に、502円も少し変われ一時的に板の一部が空っぽになることがあります。

500円・501円の売り板が一気に、502円も少し変われ一時的に板の一部が空っぽになる

そのあと500円で約定したので、歩み値の色は502円から1ティック下がったので緑になります。

前回の約定は502円、そのあと500円で約定したので歩み値は緑になる

この場合、考えられるのはこの2つ。

  • 500円の売り板に指値注文が入り、500円で買われた
  • 500円の買い板に指値注文が入り、500円で売られた
歩み値では買い注文がぶつけられたのか、売り注文がぶつけられたのか判断はできない

買いと売りどっちの注文だったのかは、歩み値からは判断できません。

ですが!

松井証券のアプリがアップデートされ、買いと売りどっちかわかるようになりました!

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詳しくは別記事で紹介しています。

歩み値の時刻でわかること

時刻はそのまま、取引が成立した時間です。

取引時間にリアルタイムで歩み値を見ていると、突然歩み値の流れる速度が上がるときがあります。

そんなときは当然、歩み値に同じような時間帯の約定が増えます。

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リアルタイムに見れなかったときに、歩み値を見返したときに時刻を見るとそのときのスピード感がわかります。

「大きな注文が約定して、それをきっかけに買いが買いを呼び上昇した」

「逆指値注文がたくさん入っていた価格まで下げてきたので、一気にサポートラインを突き抜けた」

など、あとから歩み値を見たときに時刻で想像したりしています。

時刻が秒まで同じ歩み値から考えられること

歩み値は何時何分までのものと、秒まで表示されるものがあります。

これは証券会社のツールによって違います。

歩み値には秒まで表示してくれるものもある

秒まで表示されていると、例えばこんな可能性を考えることができます。

水色で囲った下の歩み値は、14:06:17に4つの約定があります。

秒単位まで同じなので「479円~482円まで同じ人物が3,000株を成り買いをしたかも?」と考えることができます。

秒まで表示されると、同一人物の注文かな?と考えることもできる

一方、分までだとリアルタイムで歩み値を見てなかった場合は、どんなスピードで買われたのかは推測しにくいです。

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水色で囲った上の14:06:19は時間も価格も同じ。同じ人が別々に注文したのか、またはたまたま別の人との注文が秒単位で被ったのか。

高速取引だと1秒間に何回も注文ができるので、1秒単位で一致しても確実に同じ人とは言えないですし、色んな注文方法があるので正解はわかりません。

ただ秒まで同じだと、同じ人の可能性は高まると思います。

出来高で大口を見分ける

歩み値の出来高で、大口の注文なのかをある程度見分けることができます。

例えば1,500円に大きめの指値注文があるとき、この売り板の買われ方で大口かどうか確認できることがあります。

厚い売り板があるとき

500円に205,000株、501円に121,000株。金額にすると1.6億円分です。

歩み値の出来高を見て、この金額の注文が一度に約定していれば大口の可能性が高いといえます。

約1.6億が一気に約定していれば大口の可能性が高い
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同じ銘柄を1.6億分を成り買いする時点で個人投資家だろうと大口ですね。

逆に板にある大きな指値注文に対して数百株ずつの注文しか歩み値にないと、ここでは大口が参加する意思がない可能性があります。

厚い板に対して数百株単位の約定しかない

ただ「アイスバーグ注文」という注文をあえて小分けにして大きな注文に気づかれないようにする発注方法もあるので、出来高が少ないからといって大口ではないとは言い切れません。

歩み値は板とセットで見る

歩み値だけで取引の判断はできません。

逆に板情報だけでも見せ板などに騙されてしまいます。

板と歩み値を一緒に見ることでより確度の高いトレードができると思います。

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